ファーストフード
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帰りたい…。
同じことを山ちゃんも思っていただろう。
そんなことを言っても仕方がないので、とにかくゲストハウスの周辺をぶらつき、メシを食いたかった。
センターポイントのベッドの下は、大きな荷物入れになっており、そこにバックパックを入れる。
ビーチサンダルに履き替える。
南京錠がかけられるようになっているので、しっかりとロック。
財布だけ持って、さぁ、出発。
近くの両替屋で20ドル両替してみる。
ボロボロの札を渡されたら交換すべしと教えられていたが、そんなものは混じってなかったので一安心。
とにかく腹が減った。
人だかりのできている店を見つける。
ここで食ってみるか。
ここは店の中で座って食べるスタイルではなく、軽食を店の前で食べさせる感じだった。
インドのファーストフードやね。
インド=カレーしか知らんかったが、マレーシアで見たことのある「マサラドーサ」がメニューにあったので、それを注文。
しばらく待つと、パリパリのドーサが出てきた(↓これはちゃんとした店のやつ。でも味は基本同じ…)。
「ドーサ」とは米や豆の粉でできたうす焼きクレープのこと。
中身はカレー味のマッシュポテト。
カレーも日本のものよりもっとスパイシーな感じ。
あら、割とイケるやないの。
ぽっくん、ちょっと安心しました。
ドーサがホンマにパリッと焼けており、中のポテトのもっちり感とのコントラストが絶妙。
以前も書きましたが、ぽっくん、このコントラストってやつが大好きなんですわ。
メロディックデスメタルの獣のような咆哮と凛としたギターのクラシカルフレーズ然り。
バンコクのゴーゴー嬢の200%ギャルの見た目と超家庭的な姿勢然り。
こういうのにイチコロなわけです。
マサラドーサと一緒に頼んだのが「ラッシー」。
みなさんご存じ、インドのヨーグルトドリンクである。
これはサラッとしたタイプと、ドロドロ濃厚なタイプがある。
ここのラッシーはドロドロ系だった。
味はなかなかうまいが…。
ここでインドのダメさを痛感することになる。
ドロドロラッシーを飲もうとストローで吸うのだが、一向に上がってこない。
なんでかって、ストローがペラペラ過ぎて、吸うと潰れていくらやっても吸えないのである。
結局コップから直接飲むしかない。
なぁ、使えないものを作ってどうすんの?
ガンジーもマザーテレサも、まずインドのストローをどうにかしてくれっ!!