地獄 その3
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年度末の忙しさがハンパなく、それを終わらせたら速攻でバンコクに行っていたので・・・。
さて、パラゴンで一夜を過ごしたぼくらはバラナシ行きの切符を買いに再びハウラー駅へ。
今回はスムーズに切符を買うことができた。
サダルストリートへ戻って、屋台の生ゴミのようなチョウメン(焼きそば)を食べ、宿に戻ってひたすらジョイントをふかす。
しょうもないコルカタ生活ともやっとこおさらばサ!
翌日、小雨が降っていたがヴァラナシへ行けると思うとそれなりにテンションは上がってきた。
山ちゃんはサダルの電話屋で国際電話をかけている。
もちろん日本の両親にではなく、テーメーのおねーちゃんにである。
この男、いや、バンコクで行動を共にしてきた連中に共通しているのは、女のこととなると普段はまったく見ることのできないマメさ、やさしさを発揮することである。
愛せよ。人生においてよいものはそれのみである。 ジョルジュ・サンド
寝台列車は1時間ほど遅れてやってきた。
まぁ1時間遅れなんて12時間待たされた上のキャンセルに比べればNapalm Deathの「You Suffer 」ぐらいのもんである。
2等寝台に乗り込むと呆然となるぼくら。
まずあまりの狭さに驚いたが、まぁ許容範囲である。
それよりビビったのは、ぼくらの向かいに乗っているオッサンがごっついトランクをチェーンで座席にくくりつけていたからである。
そのチェーンもビレニィプリズンのデビルリバースを監禁しておくようなシロモノだったのだ。
勘弁してくれよ・・・。
現地人のオッサンがこの装備なんだから、オレたちなんてキンチョールもってエイリアンの巣に突入するようなもんだぞ、オイ。
さぁ、列車は動き出したでぇ!!