2011年 11月 12日
やっぱり宿探しでつまずいたか・・・ イスタンブール
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そんなん知らんやん・・・、おれ、明日も早いのに。
そう思い、無視していると、「何か歌ってよ」と突然の無茶振りが・・・。
このまま無視し続けると確実に機嫌が悪くなるのを予感したため、とりあえずメタリカのマスターオブパペッツをB-DASHのように適当な歌詞で熱唱。
「なんでそれなん・・・」
見る見る機嫌が悪くなる嫁。
やっぱ無視しよう・・・。
しばらくすると「シャクレで自己紹介してよ」という殺傷能力高めの無茶振りが・・・。
なぜ結婚してるのにいまさら自己紹介を求める!?
つーか、それ以前にシャクレなどという極東のスラングを、なぜこのタイミングで会話に混ぜられたのか・・・。
パニック状態でアゴを突き出し、「元気があればなんでもできる。ヌン、ソン、サン、ダァー!myちゃんです。好きな食べ物はコンニャク。尊敬するアーティストは杉田玄白・・・」
「誰それ・・・」
シーン。
終了。
さて、イスタンブールでございます。
旧市街に向かっているトラムのなかで、またもや見知らぬトルコのサラリーマンから声をかけられた。
「日本人ですか?」
「イ、イエス」
スーツをビシッと着こなしたビジネスマンだった。
「トルコは初めて?」
「イ、イエス」
「イスタンブールはいいところですよ。何か困ったことがあれば電話してください」
そう言って手帳を1枚破り、自分のケータイ番号を書いて渡してきた。
「センキュー」
「じゃあ、ぼくはここで降りるから」
そういってビジネスマンは降りていった・・・。
何なん、こののっけからドラマティックな展開は。
ソナタ・アークティカのアルバムじゃねぇんだから・・・。
旧市街でトラムを降りた。
早朝の朝日に照らされた石畳がまぶしい。
さて、宿はこっちの方かなぁ。
モスクを眺めながら歩き始めた。
それにしても今回スーツケースで来たのは完璧に誤りであった。
石畳なので、スーツケースをひいて歩いているとゴットンゴットン、音がメチャメチャうるさい。
おまけにトチ狂ったぼくはZO-3ギターを持ってきたのである。
邪魔っ!
歩き始めてすぐギターをボスポラス海峡に投げ捨てたくなった・・・。
宿はとりあえず歩き方に載っている手頃な宿にしようと思っていた。
やっとこ見つけて恐る恐る尋ねると、Fullという一番聞きたくない答えが返ってきた。
それでも遠足で弁当を忘れてきた子供のようなオーラを出していると、近くに知り合いがやってるゲストハウスがあるから紹介しようか、と救いの手を差し伸べてくれた。
早速そこまで案内してくれるフルの宿のニイチャン。
ホンマにテシェッケレル(ありがとう)や~ん。
紹介された宿はチューリップゲストハウスという名前だった。
さくらゲストハウスにチューリップゲストハウスか・・・。
花の名前は割といい出会いをもたらすはずや。
by myproblem
| 2011-11-12 22:47
| トルコ