You may say I'm a dreamer
|
カナーンゲストハウスはバスターミナルから歩いて5分のところにあった。
路地を歩いていると懐かしい気持ちにさせられる。
バンコクはやっぱり都会だ。
それに比べてカンチャナブリは本当にひっそりしている。
路地にはバンコクではあまり見ない自転車が転がっており、そのそばで猫がじゃれあっている。
なんか沖縄みたい。
ちなみに沖縄でそういう景色を見たことはない。
宿のおばちゃんに部屋を見せてもらったが、まぁ可もなく不可もなくって感じ。
2人と3人に分かれて泊まるものと思っていたが、5人で泊まれる部屋があったのでそこにした。
しかし、実際部屋に入ってみると、2段ベッドが1つ、普通のベッドが2つあるだけである。
ただ普通のベッド2つはぴったりくっつけられているので3人寝ることはできる。
しかし真ん中に寝ることになったヤツは最悪。
ぴったりくっつけていても隙間があり、寝心地は悪いに決まっている。
それに他の二人も良いとは言えない。
男3人が川の字になって寝るのである。
寝ぼけて抱きつかれたりしたら・・・。
考えただけで発狂しそうになる。
別々の部屋で寝ればいいじゃん。
そう、そのとおり。
2人、3人に分かれても、せいぜい2~300円しか違わないのである。
しかし、当時我々の脳みその半分はナタデココでできていた。
そういう考えに至ることはなかった・・・。
左:ドレッド 右:モンモン(ヤっちゃんと同じ絵が背中&腕にあるのでクソ暑いにも関わらず常に七分丈のTシャツ・・・)
「オレ、2段ベッド取ったっぴ~っ!」
「myさん、ダメっすよ!じゃんけんですよ!」
「バカっ!おれはバスの中で衣笠とずーっと一緒やったんやゾ!2段ベッドに寝ても誰も文句は言えへんはずやぞ!たとえジョン・レノンでもや!」
「意味わからんっす。年長者とかなんとか言って譲ったのはmyさんっすよね?」
「ったく、想像力の欠落した野郎やな。おれがどんな気持ちでお前らに席を譲ったか・・・。だからレゲエばっか聴いてないで、『イマジン』を聴けっつーの!おし、ジャンケンでもなんでもやったらぁな。それがお前らのアンサーソングってわけやな、おうっ!?」
「・・・。」
「最初はグー!じゃんけんポイ!」
結果は想像どおりです。
『イマジン』を聴かなければならなかったのはボキのほうでした。
チョビ&山ちゃんに挟まれて寝ることが決定・・・。