素人さんに手を出してみた の巻 その2
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「こんにちわ~」
テーメー前に現れた彼女は、いきなりナチュラルジャパニーズを発射。
かわいらしいワンピースに身を包んだ彼女・Lちゃんは、小柄な身体に明るめに染めたストレートヘアが似合っていてなかなかナーラック(かわゆい)だった。
さっそくそこら辺の小汚い屋台でビールを飲むぼくら。
まず驚いたのがLちゃんの日本語である。
ぼくとオール日本語で終始会話が成立。
「家族は?」
「えっと、お父さんとお母さん、あとお兄さんデス」
「お兄さんは何やってるの?」
「んと、日本語なんだっけ?あ、建築家です」
「・・・。」
ぼくは建築家なんてタイ語を知るわけがないし、英語でもわからない。
とにかく、ちゃんと日本語を何年も勉強してきたのがわかる。
そして、夜の子との大きな違いは、ブロークンジャパニーズではなく、ほんまもんのちゃんとしたデスマス調の日本語であること。
こりゃ会話もスーパーボールのように弾むわな。
笑った時に、時折見える八重歯がかわいいww
あまり理解されないのでさらしたくないのだが、ぼくは若干歯並びが悪い女の子が好きである・・・。
普通にしているとわからないが、笑ったときにチラッと歯並びが悪いのが見えると、ラーメンと一緒に適当に頼んだミニチャーシュー丼が思いがけずうまかった時のような、プチ幸福感を得られるのだ。
※ミニチャーシュー丼は、ごはんの上に刻みのりが散らしてあって、紅ショウガがトッピングされているとポイント高いです、ボキの場合
さて、小一時間一緒にビールを飲んでその日は別れた。
もちろん電話番号を交換して。
何日かして、また一緒にスクンビットの屋台でビールを飲むことになった。
3時ぐらいまで飲んでいると、Lちゃんがディスコに行きたいと言い出した。
なんでもLちゃんはまだ2回ぐらいしかディスコに行ったことがないらしい。
しかし、ラチャダーのデカ箱はもう終わっちゃってるし、以前ミロちゃん&エンジェルちゃんに連れて行ってもらったガサ入れ連発のディスコは場所がわからんし・・・。
すると、Lちゃんは会計を済まし、「じゃあ探しましょう」と言って歩きだした。
探すって言っても何のアテもなく?
テーメー近くからスクンビットソイ3のあたりまで戻ってきたが、活気はなく、「ぜってぇあらへんわ」って感じになってきた。
ソイ3を渡ってしばらく行くと、ん?
なんか路地から爆音がかすかにもれてくる。
「なんかありそうデスね!」
目を輝かせて小走りになるLちゃん。
ボロビルの1階にいる警備員とLちゃんが話している。
「myさん、ディスコ、ありましたヨ」
さぁ、今回もスラップスティックな展開になりそうです・・・。