2010年 07月 20日
左ききのBaby
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オムカフェで楽太郎と談笑した帰り、ぼくは途中にあった楽器屋に寄った。
バラナシにたむろしてる欧米人はだいたいハッパするか、ヨガをやるか、楽器をやっている。
楽器はシタールか、ジャンベか、タブラーだろう。
シタールはギターみたいな弦楽器でスチールの弦がはってある。
胴体はひょうたんやカボチャでできている。
鳴らすといかにもインドって感じの音色がする。
ジャンベはインドでもよく演奏されているが、ルーツは西アフリカである。
簡単な仕組みの太鼓で手で叩く。
タブラーは、大小二つの太鼓で構成されている楽器で、これまたインドって感じの音がでる。
山ちゃんはジャンベ、ベンジーはシタールが習いたいと言って、各々教室を見つけ、これから毎日練習にいそしむのであった。
ぼくは別に興味がなかったので、教室に通うことはしなかったが、ヒマだったのでその楽器屋でギターを買った。
6000円ぐらいのアコギで割と弾きやすく、ショートスケールだったので持ち運びも便利だ。
替えの弦もおまけしてもらってゲストハウスに持って帰った。
部屋でつま弾いていると、ベンジーが帰ってきた。
「あれ、myさんギター買ったの?」
そういってブランキージェットシティ―の曲を弾き始めるベンジー。
こいつもなかなかのロック小僧なので、ギターは弾ける。
ぼくはほとんどアコギは弾かない。
エレキにおもっクソディスト―ションをかけてデスサウンドで弾くのが好きだ。
でもエフェクターに頼っているので、ピッキングはジョージ・リンチみたくあまり強くはない。
それに比べ、ベンジーはアコギでもパキパキするほどピッキングが力強い。
うめぇなぁ・・・。
それからブランキーの「ガソリンの揺れ方」や「ロメオ」を教えてもらい、練習することになった。
ブランキーは中学生ごろから聞いてたけど、あんま好きじゃなかった。
正直言って歌詞の内容がよくわからなかったのである。
だって、「パパ、ママごめんね、ぼくはヤンキー!」とか、「街の名前はスペード、主な産業人身売買!」とか叫んじゃってるんだもの。
そのうちジャーマンメタルやスラッシュメタル、デスメタルにハマりだし、ブランキーは聞かなくなった。
ところがである。
このインド・バラナシにおいて、改めてブランキーを再評価することになろうとは。
それからベンジーからブランキーの曲をダウンロードさせてもらい、ずーーーーーーーっと聞いていた。
ブランキーはインド・ネパール編のテーマソングになった。
by myproblem
| 2010-07-20 00:31
| インド