2011年 04月 03日
スワヤンブナート
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ぼくと山ちゃんは毎日しぶとくビーマンのオフィスに通った。
長いこと待たされてから、「キャンセルは今日もないよ」とそっけなく言われ、すごすごと帰ってくるのであった。
2週間が過ぎたころ、オフィスのスタッフも気味が悪くなってきたのか、一番のお偉いさんに取り次いでくれることになった。
部屋に通されると、ヒゲのおっさんが優雅にお茶をすすっていた。
「バンコク行きに乗りたいんだって?ビジネスクラスなら追加料金を払えば2席用意できるが、払えるか?フフッ」
完全に上から目線でそう言われたので、山ちゃんがイラっとしているのがまるわかりである。
「はぁ!?客に向かってコイツ何考えとるんだがね!myさん、コイツにチョーパン食らわして・・・」
「まぁまぁまぁ!この際しゃあないで。はよバンコク戻ってパッポンでも行こうや。なっ?」
しぶしぶ了承する山ちゃん。
やっとこネパール脱出の目処がついた。
ちなみにその後エコノミーの席が空いたので、それに乗って帰ったのであるが。
さて、一安心したぼくらは街の中心から2kmほど離れているスワヤンブナートに行ってみることにした。
ここの仏塔は有名で、寺も小高い丘の上にあるのでカトマンズの街を見渡せるそうな。
ぼくらは当然徒歩でスワヤンブナートに向かった。
道は全然わかっていなかったが、人に聞けばよし。
ちょっと歩くと高い建物がなくなり、いきなり田舎っぽくなってくる。
壁にブランケットを干している。
のどかやなぁ。
だが、これはどうなんだろう・・・。
まさかの地面に直置きのシーツ・・・。
「いやぁ、バンコク戻ったらまず何します?」
「真っ先にナナ行くやろ。そんでテーメー冷やかして前でビール。ラストはミントちゃんの屋台でテキーラ」
「マジ上がりますね~!!くぅうううう、笑いが止まらんっす!」
「ルークチン(屋台のつくね)食いながらチュラロンコーン大学の学生さん眺めるのもええなぁ」
バンコクの話をするときの山ちゃんはマジで嬉しそうである。
この男はホント裏表がない、わかりやすい生き物だから好きだ。
そんなくだらない話をしながら、決して急がずブラブラ歩くのは何物にも代えがたい旅の楽しみである。
途中であった小学生。こういうお調子者は万国共通。
寺へは急な坂を登っていく。
頂上に着くと・・・。
見事な仏塔がまっておる。
見晴らしはよいが、あいにく曇り。
まぁカトマンズも大気汚染が凄いらしく、晴れててもかすんでるみたいだが。
カトマンズの米倉涼子?
散歩にはもってこいのスワヤンブナートでした。
by myproblem
| 2011-04-03 12:40
| ネパール