2011年 10月 09日
ばあさん死ぬ&次の出発にむけて
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しかしだ、この前の記事を書いた次の日、ばあさんはアッチに逝ってしまったのである。
ばあさんが倒れた原因は大腸ガンだった。
手術したが治る見込みはないので、自宅に帰されておった。
しかし、けっこう元気で、草刈りをしたり、王将に行きたいとぬかすので連れていくと、ペロッと天津飯をたいらげたりしていたので、割と安心していた。
ところが先週いきなりポックリ逝っちゃったわけである。
死因はガンではなく脳梗塞だった。
ばあさんもなかなかファンキーな感じで、短気なぼくのオヤジをわざと怒らせたりしていた。
子供ながらに、それはアカンやろ、とビクビクしていたものだ。
夏休みに泊りに行くと、冷やし茶碗蒸しなる、えげつないものを必ず出してきた。
中には畑で採れたトマトやピーマンなどの夏野菜がしこたま入っており、ド級のミスマッチ感を醸し出していた。
ばあさんにフルーチェを作らせたら、きっと佃煮や高野豆腐を入れてしまうだろう・・・。
あの世でじいさんと仲良くやってや~。
さて、ばあさんが倒れたところに戻るが、ばあさんは緊急入院となってしまった。
困るのはじいさんとおばさん(オヤジの妹)である。
ばあさんが倒れたショックからか、その次の日、いきなりじいさんがボケちゃって大変であった。
メシを食わせようと行ってみたらふとんにくるまってウンコしちゃってるわ、ボクのことも忘れちゃってるわで、じいさんも入院。
そんでもっておばさんはいまだに独身なのだが、原因は精神病。
独り言を言ったり、急に笑ったり怒ったり、そういう感じ。
オヤジもオフクロもパニック状態で、myちゃんファミリーは沈没寸前であった。
オヤジはもうすべてをあきらめてる感じで、酔った勢いで包丁を研ぎだし、「おれもう死ぬわ」とまで言っていたのである。
それを救ったのは弟とその嫁であった。
弟は昔かなりヤンチャしていたが、なぜか突然改心し、福祉関係の仕事に従事するようになった。
嫁も同じ福祉関係で、テキパキと病院や役所に連絡をとり、あっという間に段取りをしてしまったのである。
やっぱその方面のプロは違うね。
ぼくもじいさんとばあさんの病院に着替えを持っていったり、おばさんがちゃんとメシ食ってるか確認しにいったりしていたが、割と落ち着いてきたので、いよいよヨーロッパ行きのことを考えるようになった。
まずは、どこからヨーロッパを目指すかを考えた。
インドまでは行ったので、沢木耕太郎のようにデリーをスタートにするか・・・。
いや、それはないわ。
そんなことしたらばあさんより先にムコウの世界にいってまうわ。
ってことで照準をトルコに合わせたわけであります。
以上。
by myproblem
| 2011-10-09 01:42
| 日本