見渡す限りの石灰棚 パムッカレ
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バスに揺られ、心地よい眠りに落ちたぼく。
ぼくは飛行機、バス、列車など、よっぽど疲れていない限り、たとえ夜行であっても眠れない。
リクライニングがあってもフラットな状態でないと眠れないのだ。
そのかわりベッドなら、ボロボロでダニのメガ盛りになっていても眠ることができる。
そう考えるとデニズリへのバスは非常に快適だったのだろう。
起きてしばらくすると紅茶のサービスが。
うれしいねぇ。
デニズリのバスターミナルに着いた。
ここからパムッカレへはミニバスで30分ぐらいである。
さて、ここで困ったことがあった。
トルコリラがもうないのである。
デニズリのバスターミナルにATMがあるだろうと思っていたのだが見つからん。
いろいろ聞いてみたが「ない」とのこと。
そんなことあるかなぁ。
ミニバスの時間もあるし、はよせなアカンのに!
警官が歩いていたので、もう一度聞いてみた。
すると、パトカーに乗れと言う。
意味がわからないんですけど・・・。
しかし、早くしろと言われ、恐る恐る乗ることにした。
しばらく走り、銀行の前に止まるパトカー。
「ここにATMがあるから、そこでお金をおろしてきなさい。また、バスターミナルに送ってあげるから」
そう言って、ヒゲ面のアゴをくいっとATMにむける警官のオッサン。
マジで嬉しくなり、女の子が生まれたらトル子って名前にしようとしたが、確実にグレそうなので止めておいた。
その後、無事金をおろし、バスターミナルに戻ってきて、ミニバスに乗ることができた。
30分ほどミニバスに乗るとパムッカレの村が見えてきた。
ホンマにのどかな田舎村って感じである。
バスを降りるとホテルの客引きが多数。
一番安そうな民宿風のホテルにチェックインすることにした。
久しぶりのドミである。
日本の大学生もおり、ちょっと安心。
軽く挨拶をかわし、一人で石灰棚を見に行くことにした。
石灰棚へは宿からすぐである。
ヒエラポリスと共通の入場料を払って中に入ると・・・(現在20TL)。