2009年 01月 21日
BBQ CHICKENS
|
ぼくとドレッドがカンチャナブリからバンコクに戻ってきて数日後、山ちゃん、チョビ、モンモンの3人がさくらゲストハウスに帰ってきた。
ぼくが初めてさくらGHに行った頃、ゲストハウスのフロアには「レックさんラーメン」という日本食を出す食堂があった。
数ヵ月後にレックさんは他の場所に移転した。
そのあと、さくらGHのスタッフがレックさんラーメンの設備をほとんど受け継ぎ、「さくら食堂」をスタートさせたのである。
メニューはなかなか充実している。
ラーメンはしょうゆ、みそ、塩があり、「塩ラーメンってタイ人にわかる味なのか?」と恐る恐る食べてみたが、これがマジでうまかった。
唐揚げやカレー、天ぷらなんかもあり、どれも結構イケる。
※マスターさん、写真サンクス
なかでもにんにくチャーハンは絶品。
と、まぁ豊富な日本食メニューと、どれもはずれなしというX JAPANのバラードのような安定感で、さくら食堂には結構お世話になったのだ。
そんな折、さくらGHを取り仕切っているイットさんが焼き鳥をつくって食べようと提案し、実行に移すこととなった。
定かじゃないけど、新メニュー開発のためとかそんなような話だったと思う。
材料の買い出しにはイットさんと山ちゃんが行った。
帰ってきた二人は、山のような荷物を抱えていた。
ブタ、トリ、砂肝、ベーコンなどなど・・・。
肉ばっかり。
まるまる1本の牛タンまであった。
下ごしらえも基本的に山ちゃんとイットさんがやった。
ぼくらはすでにビアチャンを飲みはじめ、「ピッコロとかタンバリンとか魔族って口からタマゴで生まれるやん?そやからチンチンあるんかな?」みたいなマジどうでもいい話をして何も手伝わなかった・・・。
あ~、はやく大人になりたい。
山ちゃんはずっと飲食系の仕事をしていたらしく、肉をさばき、日本風の焼き鳥のタレを作るなど、てきぱきとこなしていた。
ぼくは牛タンをどうするのか心配だった。
なにが心配だったかというと、どうやって皮をむくのかだ。
ぼくも居酒屋でバイトをしていたので、よく牛タンの皮むきをしていたのだが、牛たんはいったん凍らせないと皮をむくのが大変なのである。
まるまる一本の牛タンを凍らせ、包丁で皮を薄くはぐ、というか削っていくのだ。
生のふにゃふにゃの状態だとそれができない。
どうするのかと思っていると、予想通り、皮をむかず、そのままスライス・・・。
まぁ、タイだからいいか・・・。
さばいた肉を串に刺し完成。
もも、ネギマ、砂肝、ブタ串、アスパラベーコン、しいたけ、牛たんなど。
フランス人スタッフのパトリックがバーナーで炭火をおこして待ち構えている。
ちなみにここ室内ですけど大丈夫なんでつか?
ビールでいい感じになってるところに焼き鳥が合流。
マズイわけがないっす。
タレも塩もおいしくいただきました。
あれだけあったのが、すぐなくなっちゃった。
当時のさくらGHスタッフ・パットはネギマのネギをすべて捨てていた・・・。
いまが一番幸せな瞬間なんだろうな、コイツ・・・。
by myproblem
| 2009-01-21 22:46
| タイ